小川精麦の鈴木です。
ほんの少しずつではありますが、日中、ポカポカと春の陽気が
感じられる日が増えてきた気がします。天気のいい日は、
事務所に陽が差し込むようになり、シロも気持ちよさそうに
日向ぼっこをしております。
でも、まだまだ油断は禁物。急に冷え込む日もあるので、
脱ぎ着のしやすい服装で調整しつつ、風邪などひかないように
気をつけていきたいですね。
さて、今回の『 フラッと寄りたい群馬県の道の駅 』は、甘楽町にある《 甘楽(かんら) 》を
紹介します。こちらは、富岡インターから10分くらいの場所にあり、近くには数年前に
紹介した『こんにゃくパーク』があります。《 甘楽 》の駐車場に入ると壁に大きく描かれた
町のイメージキャラクターの「かんらちゃん」がお出迎えしてくれます。車の出入口からみて、
右側が農産産物直売所、真ん中がフードコートと左側がお食事処となっています。
建物の裏には、江戸時代に甘楽町で名主を勤めた上級農家松井家を移築復元した住宅が
建っており、昔の建築手法や農工具などが置いてあり当時の姿をみることができます。
先ずは、食のご紹介から・・せせらぎ亭の名物で、桃太郎ごはんと甘楽町特産の地粉を
使用した地元の富田製麺さんが製造している添加物不使用の細い丸うどんのセットです。
桃太郎ごはんは、米、もち米、もちきびに、一般には流通していないきじ肉と甘楽町産の
にんじんとしいたけを炊きあげた混ぜご飯です。もちきびのモチッとした食感と甘味が
感じられます。うどんは、もちもちした食感で、のどごしがよく小麦の香りがふわっと
広がりました。その他に、小鉢や天ぷらがついてボリューム満点です。
甘楽町は、ピザの本場であるイタリアのチェルタルド市と姉妹都市協定を締結しています。
ピザ職人さんは本場のピザの味を求めてチェルダルド市で修業し、タイルの石窯は
イタリアの職人さんが設置しているので、本格的なピザが道の駅で味わえます。こちらの
ピザ生地もすべて地粉を使用しています。ピザ大好き人間である私の一押しは、
何と言っても轟みそピザです。轟みそピザは、ピザ生地に少し辛口で麦粒を
残して作られた轟みそが塗られ、ねぎとチーズがトッピングされています。トッピングは
時期により変わりますが、今の時期は下仁田ネギです。火が通ると甘くなる下仁田ねぎと
轟みその塩気と香り、プチプチした食感が楽しい麦粒が、とけたチーズとよく絡み、
美味しさをより際立てています。
次は農産物直売所です。旬の新鮮野菜や地元の食材を活かした特産品など数多く販売して
います。特にキウイフルーツはこれから旬をむかえます。国産キウイフルーツのみずみずしく
甘酸っぱい果肉の旨みと爽やかな香りを楽しんでいただきたいです。
他にも、《 甘楽 》でしか購入できないイタリアのチェルタルド市から直輸入したワインや
地元のお酒が多くあり、食事やピザにも使用されている甘楽町ならではの食材や民芸品が
ならんでいます。
最後は、散策です。近くには遊歩道があり、国指定名勝である楽山園や織田信長の次男
信雄(のぶかつ)より城下町として栄えてきた当時の面影を残す街並みが楽しめます。
町の中央を流れる雄川堰は「日本名水100選」にも選ばれていて、《 甘楽 》でも販売して
いましたよ。
地元の食材を美味しくいただき、ちょっと散策すると歴史にもふれることのできる
道の駅《 甘楽 》、これから暖かくなり桜がきれいに咲く時期ですので、食も景色も楽しんで
みてはいかがでしょうか?
3月の営業日は下記の通りです。