小川精麦の鈴木です。
暑い日が続いておりますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
先日、『 あんなか産品マッチング商談会 』が
Gメッツセ群馬で催され、弊社も初めて参加させていただきました。伊勢崎市と同時開催で多くの方にご来場いただきました。商談会に向けての事前準備から当日の来場者の方々の対応など有意義な時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
さて、最近のシロは、あまりの暑さに動きません。
遊んでいても、マットの上から動かない・・・またたびをつけてみてもマットの上からでてこない・・・。エアコンの効いている室内だからもっとシロと遊びたいなぁと思う反面、熱中症になるよりはいいか!と、運動不足のシロを甘やかしてしまうのでありました。みなさんの愛猫の運動不足解消法は、何かありますか?あとで教えてくださいませ。
さて、今回の『 安中市の魅力を再発見の旅 』は、『 碓氷製糸 』さんの工場見学に行ってきました。安中市松井田町にある『 碓氷製糸 』さんでは、群馬県にある世界遺産の1つ、富岡製糸場の世界遺産登録10周年を記念し、期間限定の特別見学会ツアーが開かれています。
突然ですが、みなさまは、群馬県が「 シルクカントリーぐんま 」と言われるほど絹(シルク)が有名なことはご存じでしょうか?古くから絹産業が盛んな群馬県は、世界の絹文化の発展に大きく貢献しました。養蚕業の技術革新を行い世界に大きな影響を与えたとされ、群馬県にある世界遺産4つは、全て絹産業に関わるものとなっています。
『 碓氷製糸 』さんは、この世界遺産でもある富岡製糸場と同じ操糸機が現在でも稼働しており、日本最大の製糸工場です。
まず、県内や国内の養蚕農家さんから届いた繭は、長いベルトコンベアーで工場のなかへ運ばれます。
繭には色々な品種があり時期によっても品質が異なるので、目的別に使用できるようそれぞれ分別されます。
これらの受入れをした繭のなかはまだ蛹がいるので、長期保存が出来るように乾燥機で乾燥されます。しっかりと乾燥された繭は、袋に詰められそれぞれの品種ごとに倉庫に保管されます。
繭を使用する際には選繭されます。選繭とは、生糸の品質を損うような玉繭(2頭の蚕が入ってしまっている繭)や汚れがある繭を取り除く作業です。こちらは、台上の下から光を当て人の目で選別をしていきます。
選ばれた繭は、煮繭という作業に入ります。繭を固めているセリシンというたんぱく質を溶かし、糸が外れやすくなるよう煮ていきます。
その後、操糸の作業になります。繭から糸口を探し生糸となるように糸を折り合わせていく作業です。今にも切れてしまいそうな細い糸を職員の方々は、いとも簡単にすばやく機械に糸をつけていきます。ここで使用されている機械は、日本の最先端の技術がつめこまれた自動操糸機です。こちらは自動車の仕組みを使用した機械とのことでした。
小枠に巻きとられた糸は、湿気などで糸どうしがくっついてしまうことを防ぐため乾燥させ、大枠に巻きなおします。今回の見学では稼働していませんでしたが、この作業を揚げ返しといいます。大枠に巻き取られた糸は、綛という束にされ括というひもでしばられ、仕上げ作業終了となり出荷されていきます。
群馬県のオリジナルの蚕の品種だけでも7種類もあり、それぞれの生糸の特徴をいかして高級呉服用や肌着用など様々な製品に使われています。場内には売店もあり、シルクを使用した様々な商品があります。日用品から化粧品まで種類は様々で、なかでもシルクボディタオルは肌を痛めずに汚れを落とし、角質除去の効果があるそうでネットでも大人気だそうです。また、シルクに含まれる保湿成分は美肌効果があるそうです。見学の際に見た職員の方の手はとても綺麗だったためローションを購入してきましたよ。
「まゆと生糸は日本一」と上毛カルタでうたわれるように、生糸生産において群馬県が今でも日本一なのは『 碓氷製糸 』さんが日本の養蚕業の伝統と文化を大切に守ってくださっているからですね。
特別見学ツアーは、毎週土曜日に開催されており(お休みの日や締切となっている日もあります)10/26までです。
群馬の絹文化にふれてみてはいかがでしょうか。
8月の営業日は下記の通りです。