畜産事業部の髙橋です。 工場見学編も、いよいよ最終回です。
今回は、3つ目の工場について詳しく説明するモ。
牧場にいるモウ子たちのエサに一番かかわりが深いところなんだモ。
圧ペン・粉砕工場に引き続き、混合工場の見学にも行きました。
牧場で牛の世話をしている私にとって、最もなじみ深いといっても過言ではありません。
牛に給与する濃厚飼料は、育成ステージによって、配合する飼料の種類や配合割合が変化します。導入直後の子牛に与える餌と、1年以上肥育して月齢が20ヶ月を超えるような牛とでは、食べる餌の種類を変えていく必要があります。
当社の牧場では、牛の育成ステージにもっとも適した餌のレシピを研究したうえで飼料の配合内容を変えており、牛の月齢や餌食いの様子を日々観察・考慮し、給与しています。飼料の配合は、肥育農家にとってもっとも重要かつ繊細な事柄です。使用する原料を成分分析に出しその結果をみて、各育成ステージでしっかり栄養がとれるよう餌のバランスが考えられています。
ちなみに・・・牛を1kg増やすのには、約10kg以上の飼料が必要になります。この事から、餌を効率よく与えたければならない事もわかりますね。
色々種類があってどれもおいしそうだモ~!お腹がすいたモ~・・・。
当社の混合設備は、配合レシピを設定すると、最大9種類の飼料をボタン一つで間違いなく計測し撹拌混合します。だから細かに牛肥育ステージに合わせた餌を無理なく給与できるのです。
混合工場のスタッフは、お客さまから依託されている何種類もの製品を製造しているから、その都度確認しながら細心の注意をはらって製造しているんだよ。
私たちが、牧場で牛に餌をごく当たり前のように給与できるのは、工場の皆さんの普段の努力と、それに対する信頼があってこそなのだと感じました。
いつも はらみ 達に安心・安全なエサをありがとうだモ。
毎日おいしいエサを食べられて幸せだモ~!
さて、今回3篇にわたってレポートしてきた工場見学では、普段牧場で働いているだけではわからないこと、工場で働いている人たちへの感謝の気持ちをたくさん感じることができました。
これからも、牛たちに最高の餌を作ってくれるよう、
よろしくお願いします!