小川精麦の前川です。
今回は社長が視察研修で訪れるロシアの
「ウラジオストク」を皆様にご紹介させて頂きます。
場所は中国に隣接する極東ロシア。
日本の成田空港から飛行機で約2時間半、新潟空港からならば約1時間半ほどのフライトで行くことができます。
ウラジオストクは「日本から一番近いヨーロッパの都市」なんですね。
ウラジオストクは、ロシア語名は Владивосто́к 「ウラジヴォストーク」といい「ヴォストーク」は「東」、「ヴラジ-」は「支配する」を意味しています。すなわち東を支配するという意味を持つ街です。
以前はソ連により閉鎖されていましたが、1992年に開放されてから発展し、いまでは極東最大の都市となりました。
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街の地形は「極東のサンフランシスコ」とも呼ばれる丘の連なる坂道の多い街並みが特徴です。
地元では小さな丘や山は「ソープカ」と呼ばれています。「ソープカ」には、今もソ連時代の古い大砲が置かれており、そこからは景色が一望できます。
こういった古い堡塁や砲台の大砲が点在するウラジオストク要塞は、ロシアでも珍しく、軍事史的にはとても貴重です。
ウラジオストクの港の特徴を紹介いたします。
ウラジオストクは日本海に面した港湾都市であり,アジア太平洋地域に開かれたロシアの玄関口です。アジア太平洋地域におけるロシアの国際交流拠点であり、ロシアの7個ある不凍港の一つであり、商港として利用され貨物の積みおろしや物資の輸送のロシアの重要な拠点となっています。
「ウラジオストク港」はロシアの極東にあり、アジア地域に最も近い港ということから、旧ソ連軍の軍事拠点の一つであり、ウラジオストクは重要な軍事港として活用されてきました。
ウラジオストクは日本海に面しているためイクラ、カニ、エビなどの海産物が多く、漁港としても活用されています。
冬はニシキュウリウオやコマイ、春と夏はカレイとラッド、秋はニシンなど、暖かくなるとホタテやムール貝などが獲れます。またイカの夜釣りが有名です。ウラジオストクの主要な魚の一つが「ニシキュウリウオ」、主に冬に収穫され入江の流氷の下から捕ることができます。白身で低脂肪、高たんぱく質で、フライや天ぷら、塩焼き、揚げものにして食べるのが一般的。とれたての新鮮な魚は独特なきゅうりのような香りがするのが特徴です。
ウラジオストクは地理的には中国、北朝鮮と近いですが街並みはロシアの異国情緒あふれるものなっており、ロシアならではの料理を楽しむことができます。
食事
・ボルシチ ・キャビア ・ピロシキ ・ブリヌイ ・鳥のミルク(チョコレート) ・マロージナエ(アイスクリーム)民芸品 ・マトリョーシカ ・琥珀(アクセサリー) ・グジュリ(ロシア陶器) ・プラトーク(スカーフ、ショール)
次回は社長の視察研修のレポートです。
***出発前に社長から一言***
今回のウラジオストク訪問は、穀物(主に麦類)の輸入を視野に入れその可能性を考えるための視察となります。ロシアとの国交を考える意味で「当業界も一役を担えれば」という思いを込めて行ってまいります。
参考文献「ロシア極東で釣れる魚」 http://jp.rbth.com/society/2015/12/29/556053 (2016/9/2アクセス)
「エキゾチックなウラジオストク」http://jp.rbth.com/travel/2014/10/09/50547(2016/9/5アクセス)