小川精麦 鈴木です。
夏とは思えないほど、よく雨が降る日が続きますね。
今回は、4月に入社した新入社員さん達のその後に クローズアップしたいと思います。
まずは、高橋さんです。
入社後4ヶ月が経って ~これまでの経験とこれからの抱負~
こんにちは。今年4月に入社しました、畜産研究事業部 新入社員の髙橋です。
早いもので、入社してから4ヶ月が経ちました。
まだまだ覚えなくてはいけないことが山程ある半人前の私ですが、最近では仕事に慣れ始め、少しずつ知識が増え、出来る仕事が増え、広い視野で仕事を見つめる余裕が出てきました。
入社間もない頃は、牧場で牛達の飼槽や水槽の清掃が主な業務内容でした。このように書くと、ただの単純作業のように見えますが、広大な牛舎の配置を覚え、800頭近くもいる牛達の月齢、品種、給与する餌の種類を把握し、理解した上で適切に世話をしなければいけないため、初めのうちは毎日頭がパンクしそうでした。
その上、広い牧場を動き回り、力仕事も多く、手足の筋肉痛が辛く感じたこともありました。
現在では、飼槽の掃除や餌やりなどの牛を肥育する上で最も大切な基本業務内容は変わりませんが、それに加え、新たな仕事にも少しずつ挑戦しています。
最近では、牛の治療のための薬品管理を任されています。薬品の在庫確認、発注、治療が必要な牛の経過観察、 治療履歴の記帳管理を一括して行っています。
その他にも、フォークリフトを運転して飼料を計量する仕事や、7月からは海外の農業実習生へ仕事を教える教育係なども するようになりました。
また、仕事の理解を深めるため、先日社長と共に、前橋家畜市場で競りの様子を見学しました。私の行った日は80頭程の牛が競りに出されており、その中で当社の牛達の状態をよく観察し、こういう牛は高く売れる、など社長に教えていただきながら、実際に自分の目で見て勉強することができました。驚いたのは、競りが始まると、ほんの数秒のうちに売値が決まってしまったことです。
牛を売る人も買う人も、何年何十年と牛を見続けていて、一目見ただけで売れる牛、買いたい牛がわかってしまうのだと感じました。これからもこのような経験を積み、自分が普段世話をしている牛達が、どのような評価で売られるのか、良い牛にするにはどのように世話をしたらよいのか、そのようなことが自分でも判断できるようになりたいと思いました。
また、市場で社長と食べた朝食は格別でした。
出来る仕事が増えることは、仕事への理解が深まり、職場の人達から頼られる機会も増えるということで、嬉しい反面、自分に掛かる責任も今までとは段違いです。仕事に慣れてきた時期だからこそ、気の緩みや油断は大敵だと自分に言い聞かせ、日々過ごしています。
一方で、この4ケ月間で、いい意味で力の抜き方もわかってきました。毎日のお茶の時間に、職場の皆でお菓子をつまみながら談笑して、ほっと息をつくことができています。私は県外出身なので、地元の美味しいお店や観光スポットなどを、そういった時間に皆さんから教えてもらって、休日に行ってみることもあります。他にも、牧場のメンバーで、当社で肥育した黒毛和牛のステーキ試食会があるなど、ただルーチンワークをこなすだけの場所ではありません。皆でわいわいと楽しく仕事をする雰囲気が、私はとても好きです。
これからも、日々仕事の経験を確実に積んでいき、新しいことに挑戦し、肩の力を抜くことも覚えつつ、頑張っていきたいです。
入社当時のかたさもなくなり、いい笑顔ですね。
これからもその笑顔で頑張ってほしいです。