小川精麦の鈴木です。
さて、今回は、圧ペン工場の後閑さんに密着取材をしました。
出社
おはようございます。
出勤したら、現場をひと周りし異常がないか点検していきます。問題なければ、機械の電源を入れていきます。 機械が正常に起動されているかチェックし、本日加工の原料を確認後、ラインに送り、クッカーにて蒸気加熱し始めます。
スイッチの多さや階段の上り下りの多さ、
熱気や蒸気にびっくりです!
全体朝礼
当日の全員の作業内容及び連絡事項を伝達し、情報を共有します。
今日も1日安全に!いざスタートです。
細かく情報を伝達してくれるので、作業しやすいですね。
圧ペンの開始
全体朝礼が終わる頃にはクッカー内の原料が蒸し上がり、いよいよ圧ペン加工開始です。
加工が始まると、すぐにロール機を通った直後の製品を見に行きます。機械の設定が製品規格にあっているか何度も手にとり状態を確かめます。機械が順調に稼働し始めると、原料の受入れに向かいます。まず、港にあるサイロから戻ってきた運転手さんと積荷の確認をします。形状や異臭等の異常がないかチェックした後、投入するタンクを設定し、原料の受入れを開始します。
次は倉庫の整理整頓です。検定を受けた製品を製造順に出荷できるように配置し、搬入される荷の置き場所を確認し、また引取りの車の通行を妨げないような配慮や荷崩れの心配はないか等・・・場内の様々な事を確認します。
これも安全に効率的に仕事をすすめる環境づくりなのですね。
休憩
ホッと一息。ティータイムです。
暑い時には体をクールダウン・寒い時には体を暖めます。
お昼までもうひと頑張り!
引き続き整理整頓をすることもありますが、 今日は原料の切込みです。フレコンで搬入された原料を原料タンクに投入する作業です。
慎重に投入タンクの確認をしてから作業を行います。
昼食休憩
お腹がすきました。しっかり食べて体を休めます。
午後の最初の仕事
クーラーから出てきた製品を手にとり、厚さや乾燥具合等の状態を
見極めます。
次に機械の計器の動作を確認します。五感を働かせながら、計器を見て、異音に注意し、製品の臭いも嗅ぎ分けます。
実際、私が見ていたところ、30分毎に上へ下に右へ左へと移動し、確認作業を行っていました。
今日は機械が稼働しているので無理なのですが、機械を止める日には、普段、手の届かないところや運転中は危険なところ等の清掃を丁寧に行い、さらに機械のメンテナンスも十分に行います。これなら安心ですね。
休憩
午前中の疲れもでてくるときなので、けがやミスをしないよう、休憩で気分を入れ替えます。
休憩明け
まずは、製品タンクの貯まり具合を見にいきます。その後、製品の在庫数や原料タンク内の数量及び、事務所にて出荷予定の数量の確認をします。また、本日の作業計画に遅れがないか等のチェックを行います。これも引き取る原料の予定や製品の抜き取り作業の予定をたてることに通じていることなのですね。
左の写真の奥にみえている直線が国道18号です。
写真でみると小さいですが、実際にみるとはっきりみえます。 国道からサイロを見たことはあっても、サイロから眺めることは滅多にないことなので、『 初 』という従業員さんも多いはずです。いつもは下から見上げていたサイロですが、上からみると・・・たっ高い! 視点がかわると、こんなにも違って見えるのですね。
原料とめ
製品タンクに製品がたまってきました。製造ラインに製品を残して機械を止めることは決してしません。全ての製品がタンクに入りきった事を確認したらそろそろ作業終了の準備です。機械の電源を切っていきます。これも朝同様に、階段の上り下り・・・。全ての機械の停止を確認して、清掃後のゴミの片づけをしたら、本日の工場内の作業は終了です。そして、最後の仕事は、業務日報を記入することです。製造高や出荷数等を確認し、一日の流れを振り返ります。ここで次の日の作業内容や指示する内容も決まってきます。
退社
タイムカードをおして、本日の業務終了です。
お疲れさまでした。自宅につくまで、気を抜かないでくださいね。
密着取材をさせてもらって・・・
改めて、『 安全で安心な製品ができる 』までの数々の工程や様々な確認事項の必要性を只々実感するばかりでした。また、後閑さんの仕事に向き合う姿を見ていて、丁寧で迅速な仕事ぶりには感銘を受けました。
見習わなければならない事がたくさんあり、仕事をするということは、与えられるものではなく、つくり出すものだということを教えられたように思います。部署は違いますが、もっと連携できるよう、作業効率があがるよう、受注状況や伝達内容等、わかりやすくする工夫をしていきたいです。
初取材に緊張していた後閑さん。作業中にもかかわらず、手をとめ、くわしく説明していただきありがとうございました。
ちなみに・・・
私は、取材の次の日筋肉痛でした・・・。