新入社員の前川です。
今回は自身の勉強もかねまして弊社の仕事内容のご説明をさせていただきます。
仕事の内容としては、製造部門、運送部門、事務部門の概ね３つにわけられております。
今回は製造部門のひとつ「圧ペン工場」についてご紹介していきます。
原料を圧ペンして出荷するまでの過程をおおまかに大別すると
①原料受入　②精選　③加工　④計量及び充填　の4つの工程になります。

まずは簡単に図にして説明させていただきます。

＜圧ぺん工場のしくみ＞

上記の補足説明は以下の通りとなります。

①原料受入
飼料用の原料はアメリカ・カナダなどの海外からの輸入品がほとんどです。輸入された穀物は通常港のサイロにて保管されており、それら原料をトラックで引取に行き、タンクに保管
して加工する準備を整えます。
また、その際に外観や匂いなどにより異常がないか確認をしています。

② 精選（セパレーター）
タンクに保管された原料は加工する前にセパレーターにて異物を取り除きます。
これを精選といいます。

③ 加工（圧ペン・乾燥）

精選を終えた原料はクッカーにて蒸気加熱後ロール機でつぶしてフレーク状にします。これを「圧ペン加工」といい、この工程により、穀物をアルファー化(糊化)することで、消化率を上げることができます。
加工時は製品規格ごとに厚みを調整して圧ペンして
いるため厚い製品や薄い製品など用途にあわせて
規格をかえることができます。
圧ペン加工後は乾燥冷却機にて、飼料の水分を調整して加工は終了となります。

④ 計量及び充填
加工を終えたのち、出荷の形態に合わせて計量されながら
紙袋やフレコンなどの製品になります。

以上が圧ペン工場についての紹介です。
次回は粉砕工場の仕組みをご紹介させていただきます。